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2025年アメリカにおけるビジネストレンドについて

2025年アメリカにおけるビジネストレンド

アメリカのビジネス環境は急速に変化しています。2025年もテクノロジーの進化、消費者行動の変化、環境意識の高まりなど、多くの要因が企業の成長を左右するでしょう。最新のビジネストレンドを深掘りし、アメリカ市場で成功していく鍵を見つける必要があります。また、2025年の政権交代は、アメリカのビジネス市場に大きな影響をもたらすことが予想されます。

本記事では、2025年に注目すべき4つのビジネストレンドを解説します。また、2025年のビジネストレンドの注意点として、ダイバーシティとESGの意識変動についても紹介します。

1.AIによる業務の自動化と効率化

2024年に引き続き、AI(人工知能)はビジネスの中心的存在といえます。2024年と2025年との違いとして、「AIを活用する企業」から「AIを前提にした企業」へとシフトが加速すると予測されます。

AIを導入することで、カスタマーサポートやマーケティング、コンテンツ制作など、AI主導の自動的な業務プロセスがさらに進化していきます。

また、企業の競争優位性が「AIを活用するか」ではなく、「どれだけ効率的にAIを組み込めるか」に移行するでしょう。

AI技術が発達していくなかで、AIに対する専門性を重視する動きも見られます。従業員へのAIの専門性を高める人材育成を行ったり、専門家との連携を図ったりするなど、AI規制に対応できる環境を整えていくことが重要となってきます。

2.ハイブリッド・ワークプレイス

AmazonやAT&Tなどの大手企業のなかには、生産率の向上のために従業員に対して週5のオフィス勤務への復帰を開始していたり、求めていたりする動向が見受けられますが、GoogleやAppleのようにオフィスワークとリモートワークの両方を取り入れるハイブリッド・ワークプレイスを採用している企業も増えています。

ハイブリッド・ワークプレイスの導入に大きなメリットとして掲げるのは、従業員のウェルビーイング(Well‐being)への意識の高まりです。多くの従業員は、柔軟な働き方を支持しています。

ハイブリッド勤務を行うことで、従業員個人の健康志向やプライベートの充実度が高まるだけでなく、社会全体の幸福度を高める要素として深化すると予測されています。

こうしたウェルビーイングへの意識の高まりは、ワークライフバランスの改善につながり、従業員の離職率の低下に大きく影響しています。

企業は生産率と従業員の心身のバランスを考慮し、働き方に変化をつけていくことが重要です。

3.SNSの戦略的な有効活用

InstagramやX、YouTube、LinkedlnなどのSNSの戦略的な有効活用は、2025年のビジネスにおいて引き続き大きな重要性を持っています。

近年、YouTubeのショート動画やInstagramのリール動画などは、短時間で効果的に商品を宣伝できることから、マーケティングにおいて役割を果たしています。

また、インフルエンサーとの提携は、商品・ブランドの宣伝に多大な効果をもたらします。インフルエンサーはフォロワーとの密接な関係性を持ち、高いエンゲージメント率が期待できるため、インフルエンサーマーケティングに大きな予算を充てる企業もあるほどです。

TikTokも大きなビジネスチャンスをもたらしていますが、トランプ政権発足により、TikTokの利用について注意する必要があります。TikTokを利用するビジネスの可能性も意識しつつ、InstagramやX、YouTubeなどの活用に重点を置くとよいかもしれません。

「ノーバイ(no buy)」というトレンドも押さえておきたい点です。

物価高騰を背景に、SNS上で新たなものを購入しないとする「ノーバイ」を意識する消費者が増えてきています。2024年、Googleの「No buy challenge」の検索が前年と比べて40%の増加を記録しています。日本では「ミニマリスト」というワードが数年前から流行していますが、ノーバイも似たような思考傾向で、「今あるものに目を向ける」「中古品を購入する」「持っているものを最後まで使い切る」などのチャレンジをしている消費者が増えています。

政治の流れ、消費者の動きから生まれたトレンドといえます。

4.人間中心のコミュニケーションの重要性

AIが発達している一方で、リアルな人間同士のコミュニケーションの重要性も高まりを見せています。ビジネスにおいて、企業内の従業員同士のコミュニケーションと、顧客とのコミュニケーションの2つが挙げられます。

従業員同士のコミュニケーションについては、AIの発達やリモート、オンラインサービスの普及により、対面での交流が減少し、孤独感の増加や社会とのつながりの薄れなどにつながる原因となっています。

2025年のビジネス発展

AIは今後の世界のビジネスにおいて欠かせませんが、捉え方として大切なのは、AIは業務の自動化、効率化を図る補助的な役割を担うものであり、ビジネスにおけるイノベーションやクリエイティブなアイディアを生み出したり、プロジェクト遂行の判断などは人間に委ねられることを念頭に置いておきたいポイントといえます。

顧客とのコミュニケーションにおいては、誠実さや共感性が強く求められています。AIが生成するコンテンツやサービスが増加する中で、企業と顧客の直接的なコミュニケーションを図ることで、顧客との信頼関係を深めることにつながります。顧客との信頼関係が築けると、商品価値や売上増加に大きく影響します。

AI活用と人間中心のコミュニケーションのバランスを意識し、2025年のビジネス発展に活かしていくことが大切です。

2025年アメリカのビジネストレンドの注意点:ダイバーシティとESGの意識変動

2025年1月から、アメリカの大統領選で勝利したトランプ氏が政権を握り、世界のビジネスでは大きな動きと影響が見られています。そのなかでも、2024年では重視されていたビジネストレンドが2025年では薄れていく可能性が出てきています。それが、「ダイバーシティ」と「ESG」についてです。

GoogleやMeta、Walmartなどのアメリカ大手企業は、トランプ氏の大統領令によりDEI(多様性・公平性・包摂性)施策の一部を停止、または縮小、廃止している動きを見せています。

DEI施策に対して企業は慎重な動きを見せているなか、これらの動きに対して批判の声も上がっており、ビジネスにおける社会的責任や多様性の重要性について、今後の変化を追っていく必要があります。

また、ESG(環境・社会・ガバナンス)については、トランプ政権では反ESGの動きが見られています。「アメリカファースト」を掲げるトランプ氏は、ESG投資に対して批判的であり、地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定からの離脱を発表しました。

これまでの企業のサスティナブル投資に大きな影響が出ることが予想されます。

ダイバーシティとESGだけでなく、関税についてやほかの政策についても変化していくでしょう。2025年以降の変化を注視し、ビジネスを進めていきましょう。

まとめ

2025年アメリカのビジネストレンドと注意点を解説しました。前年度から続くトレンドであっても、さらなる成長と変化を意識しビジネスに取り入れていく必要があります。

AIの自動化と効率化を図るために専門性を高めたり、SNSの戦略的な有効活用は必要不可欠です。また、AIが発展していく一方で、ハイブリッドな働き方や人間同士のリアルなコミュニケーションのバランスを取ることも重要視されています。

政権交代の影響もあり、2025年のアメリカビジネスは前年に比べて大きな変化をもたらすことも予想されます。世の動きに対して常に高いアンテナを張り、柔軟な姿勢で自身のビジネスに取り入れていきましょう。

EDITOR

監修者

岩﨑 正隆

岩﨑 正隆 / 代表取締役

福岡県出身。九州大学大学院卒業後、兼松株式会社にて米国間の輸出入業務や新規事業の立ち上げ、シカゴでの米国事業のマネジメントに従事。帰国後はスタートアップ企業にて海外事業の立ち上げを経験。自らのスキル・経験を基により多くの企業の海外進出を支援するために、2023年に株式会社グロスペリティを設立。

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