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米国進出の扉を開くカギ!アメリカビジネス展示会への進出ガイド【日本企業必見】

米国進出の扉を開くカギ!アメリカビジネス展示会への進出ガイド【日本企業必見】(仮)

アメリカ市場への進出を考える日本企業にとって、ビジネス展示会への参加は極めて重要な戦略です。展示会は、新たなビジネスチャンスを創出します。さらに、最新の市場トレンドを把握し、競合他社の動向を理解する絶好の機会です。

そこで本コラムでは、日本企業が注目すべきアメリカの主要ビジネス展示会について、その重要性と効果的な活用方法を探ります。

海外、特にアメリカへの進出を視野に入れている企業の担当者の方、必見の内容です。

アメリカ展示会の特徴と日本との違い

アメリカと日本の展示会では、参加者の層や意気込みの差異が顕著です。その理由を、両社の違いという観点でご説明します。

特徴 アメリカの展示会 日本の展示会
商談スタイル 展示会中にその場で契約が行われることが多い 展示会後に別途打ち合わせが一般的
参加者の層 契約の決定権を持つマネジメント層が多く参加 多様な層が参加
準備の必要性 契約可能なレベルの準備が求められる(英語版資料、デジタルツールなど) 基本的な展示準備が求められる
コスト 日本の4倍から5倍程度の高額な出展料がかかる 比較的低コスト
主催者側の工夫 セミナー開催やVIPバイヤーの招待など 一般的な展示会運営

 

まず、アメリカの展示会では、商談や契約が展示会期間中にその場で行われるケースが多いのが、特徴です。

たとえば日本では、展示会後に別途打ち合わせするのが一般的でしょう。しかしアメリカでは、展示会自体が直接的な商談の場となります。その場で直接的かつスピーディーな商談が、アメリカのスタンダードです。

そのため展示会主催者側も質の高い展示会を目指し、契約の決定権を持つマネジメント層を呼び込むための工夫を凝らします。例えば、展示会と並行してセミナーを開催するほか、VIPバイヤーを招待するといった対策をとることも、珍しくありません。

つまりアメリカの展示会では、日本での展示会とは異なり、迅速な判断力と柔軟な対応力が求められることがわかります。

注目したい!アメリカの主要展示会

ここでは、アメリカで開催される主要な展示会について、分野別にご紹介します。

テクノロジー分野

テクノロジー分野では、次の2つの展示会が有名です。

CES(ConsumerElectronicsShow)

展示会名称 CES(ConsumerElectronicsShow)
開催地 ネバダ州ラスベガス
開催時期 毎年1月
特徴 世界最大級の技術展示会で、最新の家電製品、IoT、AI、ロボティクス技術が集結

CESは、アメリカ合衆国ネヴァダ州ラスヴェガスで毎年1月に開催される電子機器の業界向けの展示会です。ドイツのベルリンで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)と並び、世界最大の規模を誇ります。世界中の企業が出展し、新製品や試作品が数多く披露されるのが特徴です。

RSAConference

展示会名称 RSAConference
開催地 カリフォルニア州サンフランシスコ
開催時期 毎年2月〜6月
特徴 サイバーセキュリティに特化した展示会

RSAConferenceは、サイバーセキュリティに関する世界最大級のカンファレンスです。スタートアップから大企業まで幅広くブースを出展しており、サイバーセキュリティの最新情報について、多方面から触れられます。近年では、AIが主役の展示が主流です。

アメリカのサンフランシスコで開かれ、各業界の専門家や政府関係者、ビジネスリーダーが一堂に会します。

小売・消費財分野

小売・消費財分野から、2つの展示会を紹介します。

NRF(NationalRetailFederation)RETAIL’SBigShow

NRFは、NationalRetailFederation(全米小売業協会)は、小売業を中心とした世界最大規模の展示会です。小売業者、サプライヤー、支援事業者など業界の主要なプレーヤーが一堂に会し、最新の洞察、新製品や技術の紹介、小売業界の最新のトレンドや課題を探求します。

イベントで取り上げられるテーマは、多岐にわたります。近年では、オムニチャネル小売、データ・分析、決済・物流の技術革新、顧客体験、サステナビリティなどのテーマが活発に議論される傾向が顕著です。

展示会名称 NRF(NationalRetailFederation)BigShow
開催地 ニューヨーク州ニューヨーク市
開催時期 毎年1月
特徴 小売業界最大級の展示会

TheInspiredHomeShow

TheInspiredHomeShowは、北米最大の家庭用品の展示会です。毎年3月にシカゴのマコーミックプレイスで開催され、世界中から約30,000人の来場者と1,600社以上の出展者が集まります。キッチン用品、清掃・収納用品、電化製品など、幅広い家庭用品が展示されるのが特徴です。

1939年に始まり、80年以上の歴史を持つTheInspiredHomeShowは、バイヤーや小売業者、メディア関係者にとって、新製品の発見や業界の最新情報を得る絶好の機会として知られています。

展示会名称 TheInspiredHomeShow
開催地 イリノイ州シカゴ
開催時期 毎年3月
特徴 家庭用品やキッチン用品、ライフスタイル関連製品に特化

効果的な展示会活用戦略

アメリカで展示会のメリットを存分に活用するなら、次のポイントを押さえましょう。

1.事前準備の徹底

効果的な展示会活用戦略のカギは、徹底した事前準備にあります。

市場調査を通じてアメリカのニーズを把握し、それに合わせて製品選定しましょう。また、展示会の特性を考慮しつつ、多言語対応のマーケティング資料を用意することも欠かせません。

さらに、現地の販売チャネルを理解し、適切な販売体制を構築することが重要です。

2.現地パートナーとの連携

アメリカ市場での成功には、現地パートナーとの連携が不可欠です。JETROや商工会議所などの支援機関を活用し、展示会出展や商談会参加の機会を獲得するよう努めましょう。

また、現地の代理店やディストリビューターとの協力関係を構築することで、販路拡大や市場理解を深められます。

良好なパートナーシップが、長期的な事業成功のカギです。

3.効果的なブース運営

効果的なブース運営は、展示会成功を左右する要因のひとつです。来場者の目を引く魅力的な展示デザインを心がけ、製品やサービスを視覚的に訴求しましょう。

併せて多言語対応可能なスタッフを配置し、国際的な来場者とスムーズにコミュニケーションを取れる耐性を整備することも重要です。双方向のデモンストレーションも、効果的です。来場者が製品の価値を直接体験する機会を設けることで、印象に残るプレゼンテーションが実現できます。

4.フォローアップ戦略

展示会の成果を最大化するには、その後の行動が決め手です。交流した相手には素早くアプローチし、熱が冷めないうちに次の一手を打ちましょう。展示会で芽生えた興味を実際のビジネスチャンスへと育てるイメージです。

また、一度きりの接触で終わらせず、継続的な対話を心がけ、信頼関係を醸成します。さらに、市場の潮流を見極めつつ、中長期的な視野で売上拡大策を練り上げることも重要です。

粘り強く市場に根を下ろす姿勢が、持続的な成長をもたらすカギです。

アメリカの展示会参加における具体的なステップ

アメリカの展示会に参加する際の、具体的なステップは次のとおりです。

1.参加目的の明確化

2.適切な展示会の選択

3.予算の策定(日本の4〜5倍を想定)

4.出展申し込みと各種手続き

5.ブースデザインと資材の準備

6.現地スタッフの手配または研修

7.商談スケジュールの調整

8.展示会当日の運営

9.フォローアップ活動の実施

アメリカの展示会参加には、戦略的アプローチが不可欠です。

まず、明確な目標を設定し、それに合致する展示会を慎重に選びます。予算は日本の4〜5倍を見込み、綿密な計画を立てましょう。

出展手続きを済ませたら、印象的なブースデザインと効果的な資材作りに取り掛かります。同時に、現地スタッフの確保や研修も重要です。事前に潜在顧客との商談をスケジュールし、当日の効率を高めます。

展示会では臨機応変な対応が求められますが、準備した戦略を着実に実行します。

終了後は迅速なフォローアップで、展示会での成果を実際のビジネスにつなげてくださいす。

この一連のプロセスが、展示会への参加をきっかけにアメリカ市場での存在感を高めていくカギです。

まとめ

アメリカのビジネス展示会への参加は、ビジネスチャンス拡大の可能性を秘めています。

しかし同時に、競争が激しい市場である点は見逃せません。展示会を通じて得られる直接的なフィードバックや市場洞察を活かし、自社の製品やサービスを継続的に改善していくことが、長期的な成功へのカギです。

展示会への参加という絶好の機会に成功するための戦略立案から一貫して海外進出をご支援する、株式会社グロスペリティにご用命ください。海外進出・パートナー開拓支援等により、最適なパートナーと販売ルートの開拓・確保をご支援します。まずは、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

EDITOR

監修者

岩﨑 正隆

岩﨑 正隆 / 代表取締役

福岡県出身。九州大学大学院卒業後、兼松株式会社にて米国間の輸出入業務や新規事業の立ち上げ、シカゴでの米国事業のマネジメントに従事。帰国後はスタートアップ企業にて海外事業の立ち上げを経験。自らのスキル・経験を基により多くの企業の海外進出を支援するために、2023年に株式会社グロスペリティを設立。

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