2025年08月10日
日本製ペットフードのアメリカ市場進出支援(FDA支援含む)
クライアント名非公開|ペットフードメーカー

背景|国内シェアを土台に、世界最大のペット産業市場へ
本プロジェクトのクライアントは、日本国内で一定のシェアを確立しているペットフードメーカーです。安全性と品質の高さが評価され、国内市場では安定した販売基盤を持っていましたが、さらなる成長機会として世界最大規模を誇るアメリカのペット産業市場への進出を検討していました。
しかし、アメリカ市場に参入するためにはFDA(米国食品医薬品局)への施設登録やラベル表示の遵守、輸出・物流面の準備、現地販路開拓、現地企業とのネットワーク構築など、多岐にわたる課題が存在しました。これらをクリアするため、クライアントは現地に強いコネクションと実務経験を持つ当社の支援を活用し、進出プロジェクトを本格的にスタートしました。
ご支援内容|FDA準拠体制構築とB2B販路開拓、現地市場の深耕
プロジェクトの第一段階では、アメリカ市場で販売するために不可欠なFDA関連業務を包括的に支援しました。具体的には、施設登録手続きの実行、現地エージェント名義の提供、FDA基準に沿った英語ラベルの作成サポートを行い、法規制面での参入準備を整えました。
販路開拓面では、B2B取引を前提にターゲット企業リストを作成し、アプローチ戦略を策定。現地バイヤーやディストリビューターへのアプローチと商談機会の創出を進めました。
加えて、クライアントの現地理解を深めるための現地視察支援も実施。複数の小売店舗を訪問し、売り場レイアウトや価格帯、競合商品の特徴を分析。ペット関連の展示会にも同行し、最新トレンドや流通構造を把握しました。さらに、現地プレイヤー複数社との面談をセッティングし、協業や販路提携の可能性を探りました。移動やスケジュール管理も含め、現地での活動をトータルにアレンジしました。
具体的な支援内容は以下の通りです:
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FDA施設登録の実施支援
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現地エージェント名義貸与
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FDA基準準拠の英語ラベル作成支援
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B2B販路開拓のターゲット選定とアプローチ代行
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複数店舗視察による現地市場調査
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展示会視察とトレンド分析
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現地企業との面談アレンジ
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現地滞在時の移動・スケジュール全体アレンジ
成果|市場参入基盤構築と複数販路の確立
これらの支援を通じて、FDA関連のセットアップを完了。さらに、現地市場からの直接的なフィードバックを得ることで、ターゲット市場や現地でのポテンシャルを明確化しました。現地プレイヤーとの信頼関係を構築し、複数の販路を確立することにも成功しました。これにより、アメリカ市場におけるテストセールス開始の準備が整いました。
今後に向けて|テストセールスからスケール戦略へ
次のステップとして、確保した複数の販路を活用したテストセールスを開始します。同時に、物流ネットワークのセットアップや中長期的なスケール戦略の構築を進め、現地ローカルの販売連携パートナーとの提携を強化していきます。市場状況とタイミングを見極めつつ、将来的には自社ブランドでの展示会出展も視野に入れ、ブランドのプレゼンスをさらに高めていく計画です。