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日本企業がアメリカ現地で優秀な人材を採用する方法

日本企業がアメリカ市場で成功するためには、優秀な人材の確保が不可欠です。

しかし、アメリカの採用市場は日本とは大きく異なり、求職者の価値観、労働法規、採用手法が異なります。アメリカでは即戦力が重視され、キャリアアップの機会や成果に基づく評価制度が求められます。

そのため、日本の採用方法をそのまま適用しても成果が上がらない場合があります。

本記事では、日本企業がアメリカ現地で優秀な人材を採用するために、採用戦略の設定、募集方法、面接時のポイント、そして採用後の定着について詳しく解説します。

まずは採用戦略の設定から

アメリカでの採用を成功させるためには、まず明確な戦略を立てることがポイントです。採用するポジションごとに必要なスキルや経験を定義し、それに適した採用チャネルや評価基準を決めることが大切です。

また、アメリカの求職者にとって魅力的な企業にするため、ブランディング戦略も重要です。給与や福利厚生だけでなく、企業文化やキャリアアップの可能性も重視するため、これらを明確に打ち出すことが求められます。

また、評価制度や教育プログラムを充実させることで、長期的に優秀な人材を確保できるでしょう。

採用方針の明確化

企業が求める人材像を明確にしましょう。

職務内容に必要なスキルや経験に加え、企業文化に適応できるかどうかも採用基準として考慮が必要です。企業の成長戦略に合う人材を確保するために、採用の基準を明確にしておくと、面接時の評価基準が統一され、より適切な人材の選定がしやすくなります。

雇用制度と法規制の理解

アメリカの雇用制度は日本とは大きく異なります。

アメリカの州ごとにも労働法の定めが違うため、会社が属する地域について事前に調べ理解しておくことが大切です。アメリカには『雇用自由解雇(at-will employment)』の原則により、企業は理由を問わず従業員を解雇でき、従業員も自由に退職できる制度があります。

差別禁止法や労働時間の規定、残業代の支払いなどの法律をしっかり理解しておきましょう。また、外国人労働者のビザ手続きにも注意が必要です。

適切な契約や法的手続きを整え、トラブルを防ぎ、スムーズな採用活動へとつなげましょう。

人材の募集方法について

アメリカで優秀な人材を確保するには、複数の募集手法を組み合わせることが重要です。

アメリカでは、日本のような一括採用は一般的ではなく、職種ごとに個別採用が行われるケースが多くあります。ここでは、アメリカでの人材の募集方法について見ていきます。

求人サイトやSNSの活用

アメリカでは、LinkedIn、Indeed、Glassdoorといった求人サイトが広く利用されています。特にLinkedInは、企業ブランディングとダイレクトリクルーティングなどで有効です。

企業ページを充実させることで、求職者に対して企業の魅力をアピールできます。また、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを利用して、企業の文化や採用情報を発信することも効果的でしょう。

オンライン上での企業の認知度を高めることで、優秀な人材を惹きつけられる可能性が高まります。

人材紹介会社の利用

専門スキルを持つ即戦力の人材を確保するためには、人材紹介会社の活用がよいでしょう。

日系企業の文化に理解のあるエージェントを利用すると、企業に適した人材を迅速に紹介してもらえる確率が上がります。人材紹介会社の利用には紹介手数料が発生するため、コストと採用の質を慎重に検討することをおすすめします。

業界に特化したエージェントを利用し、マッチングの精度が高い人材を見つけましょう。

ヘッドハンティングの実施

アメリカでは転職市場が活発になっています。
多くの企業が優秀な人材を確保するためにヘッドハンティングを行っています。

特に競争の激しい業界では、来てほしい優秀な人材に対して積極的にアプローチし、魅力的な待遇やキャリアアップの機会を提示します。
また、外部のリクルーターを活用すると、企業が求めるスキルを持った人材を直接採用することもできます。

現地ネットワークを活用した採用

現地のビジネスパートナーや業界団体のネットワークを活用し、推薦を受ける方法もあります。優秀な人材を採用したい場合、信頼できるパートナーからの紹介は効果的です。

紹介された人材は、企業の業務内容や業界の動向をある程度理解していることが多く、スムーズな採用につながる可能性が高くなるでしょう。

面接時の注意点

アメリカでの面接では、日本とは異なる評価基準を意識することが重要です。

ここでは、面接時に意識したい注意点について解説します。
文化の違いを理解することや、適切な質問や評価方法を採用することで、面接時に迷わず適性を判断できるでしょう。

日本とアメリカの文化の違いを考慮する

日本では協調性や謙虚さが評価される傾向にありますが、アメリカでは自己主張や成果のアピールを重要視します。面接では、求職者が過去の成果を具体的なデータやエピソードを交えて説明することが一般的で、企業側もそのことをふまえて対応するスタンスを持ちましょう。

また、労働法の関係で年齢や性別、家族構成などの個人的な質問は避けることが大切です。企業側だけでなく、求職者側も文化の違いを理解し、異文化間での協働ができる人材かどうかを面接時に見ておくことも良いかもしれません。

技術スキルとソフトスキルを観る

採用面接では、専門的なハードスキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決力、チームワークといったソフトスキルも重視しましょう。
アメリカの労働市場では、単に高いスキルを持っているだけでなく、それをどのようにチームやプロジェクトの成功につなげるかが評価されます。
そのため、求職者に過去のプロジェクトや業務経験について具体的なエピソードを話してもらい、問題解決のアプローチやチームでの役割を確認することを取り入れてみましょう。

採用後の雇用定着について

採用した人材が長く働き続けるためには、職場環境とキャリアパスの明確化が大切です。

優秀な人材を採用した後は、彼らが長期的に企業に定着し、パフォーマンスを発揮できる環境を整えることが企業側の役目ともいえます。ここでは、優秀な人材が長く働いてくれるように企業側がどのような努力をすべきか、解説します。

従業員のモチベーションを維持し、企業への帰属意識を高めるためには、公平で透明性のある評価制度や、スキルアップの支援、明確なキャリアパスを提供することが大きなポイントです。

アメリカの評価制度を理解し導入する

アメリカでは、成果主義に基づいた評価制度を取り入れていることが多く、個人個人の業績が昇進や給与に直接影響することが一般的なスタイルです。

そのため、日本企業がアメリカで成功するためには、実績や成果を明確に評価し、適切な報酬を提供する制度を導入することが求められるでしょう。具体的には、定量的な業績評価を設定し、達成度に応じた昇給やボーナスを支給する仕組みを整えることが重要です。また、定期的なフィードバックを行い、従業員が自身の成長や課題を把握できるようにすると、モチベーションの向上にもつながります。

キャリアアップの機会を提供する

アメリカの労働市場では、キャリアアップの機会がある企業が求職者は魅力的に感jる傾向にあります。従業員の成長を支援するために、研修プログラムや資格取得支援、社内昇進の機会を提供することが重要です。

また、定期的なキャリア面談を実施し、従業員の目標や希望を把握することで、企業と従業員双方にとって最適なキャリアプランが築けます。特に、リーダーシップ研修や社内異動の機会を設けると、従業員のスキル向上と企業の持続的な成長を促すことが可能です。

まとめ

日本企業がアメリカで優秀な人材を確保するためには、現地の採用市場に適応した戦略を立てることが非常に重要です。

適切な求人媒体や人材紹介会社を活用し、文化の違いを理解した面接を行うことで、優秀な人材を確保できます。さらに、雇用後の定着を図るために、評価制度の見直しやキャリアアップの機会を提供し、従業員とのオープンなコミュニケーションを重視することが成功のカギとなるでしょう。

アメリカ現地で優秀な人材を確保し、アメリカでのビジネスを成功する企業を目指していきましょう。

EDITOR

監修者

岩﨑 正隆

岩﨑 正隆 / 代表取締役

福岡県出身。九州大学大学院卒業後、兼松株式会社にて米国間の輸出入業務や新規事業の立ち上げ、シカゴでの米国事業のマネジメントに従事。帰国後はスタートアップ企業にて海外事業の立ち上げを経験。自らのスキル・経験を基により多くの企業の海外進出を支援するために、2023年に株式会社グロスペリティを設立。

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